そばにいろ




「尚、準備できたよ」



「あぁ」



フワァ



尚が横を通ったときいつもの紗由理さんの匂いがした




...しょうがないよね



さっきまで、紗由理さんといたんだから




でも、やっぱり苦しいな




最後だし!!

頑張らなきゃ!!




...ケーキはあとでで良いよね





私はソファーに少し横になっていた





「...まだ、起きてたのか


そこで寝たら、風邪引くぞ」




尚から話しかけてくれた





...最後だし





「ねぇ、尚!!」




「なに?」





「今日、一緒に寝てもいい??」



ダメかもしれないけど


勇気を出して言ってみた







「別にいいけど」






その言葉が嬉しかった



「ありがとう!!」






「ん...」






そして私は尚と一緒に寝室に向かった