そばにいろ




プルルル...プルルル


カチャ




「もしもし、尚?!」



「...あなたまだ別れてなかったの?!」



...え?!



この声...




「紗由理さん?」



なんで、尚のケータイに紗由理さんが?



「いい加減、別れたら??

今尚は私の家にきてシャワー浴びてるわよ



あなた、浮気されてんのわかってんの??


それに、尚言ってたわよ



もう飽きたって


あいつ、つまんないって


いらないって


あいつと結婚して後悔したって






尚はあなたに同情して、別れてあげてないだけなの




だから、もう別れてあげなさいよ!!」






「・・・」




なにも言えなかった




紗由理さんはそれを言うなり電話をきってしまった