さぁ、もうHLも終わって部活の時間だ



普段はこれから俺があいつを捕まえに行ってる時間なんだが、本当に自分で来るのか様子を見ることにしよう



じゃあ、体育館に行くか...



風「おー、準備中か、俺も手伝う」


神「おっと~サンキュー涼~あれ?本当に龍崎いないんだ~♪」


須「えっ?今日龍崎来ないんすか?」



神「あっ!須賀じゃーん!違う違う、龍崎が自分で来ます~って昼いいに来たんだよね~」



風「俺、そこまで期待してないけどな」



はぁ、もう始まるな、やっぱり俺が迎えに行ってやるか



龍「あ!風見先輩!こんにちは!」



ん?



須「うわっ!来てるじゃん!龍崎!てか、体育倉庫から出てきたけどいつからいたの?」



え、あの龍崎が本当に来たのか?



龍「え?私ずっと皆来る前に来たけど...」



風「お、お前...俺がいなくても来れたんだな部活...」



龍「当たり前じゃないですか!私はやれば出来るんですよ」



風「そうか.....」




なんだ、



別に俺がいなくても出来るんじゃないか




そうだ、あいつが部活に進んで来るのはいいことじゃないか



なのになんで俺はーーーーーー



神「寂しいって思ってる?涼」



ドキッ



は、いや、寂しい?....



風「.....そんなわけ、ねぇだろ」



神「ふ~ん、ま、自分の気持ちは素直になるべきだと思うけどね~」



龍「先輩ーどしたんですか?」



風「いや、ちゃんとこれたな」



別に修也が言ったからとかじゃない



ただ、ちゃんと出来たから頭撫でてやるだけだ



寂しいとかそんなことじゃない



ただーーー



龍「あのー、先輩?どうかしたんですか?さっきから頭撫でて...結構好きですけどー」



風「べ、別になんでもない、気にすんな」



ただ、少しだけ胸がズキッとしただけだ......