俺は龍崎と別れ、3-2の教室に着いた


神「おは~涼~お前今日も龍崎連れてきなよ~あいつ背たけぇし、結構やってくれるんだから~」



風「修也か、おはよう、まぁ、あいつのプレーは凄いってことは認める」



それと、あいつを部活に連行する役は俺じゃないと務まらないしな



神「お前もなんだかんだ言って龍崎好きだよね~」


風「んなわけねぇだろ?あいつは常に俺の悩みの種なんだよ」



神「ふ~ん、ま、そう言うことにしといてあげよう」


?どういうことだよ


俺はモヤモヤしたまま、机に突っ伏した

すると、遠くの方から



ダダダダダダッ!!!



凄い勢いの足音が聞こえる


誰だ?朝から走ってるやつは....



ガラガラガラッ!



龍「風見先輩ーーー!私、私、ちゃんと部活来るんで、私のこと嫌いにならないでくださいーー!」



俺は、顔をあげたくなかった


お願いだからこのまま立ち去れ



............だけど、

そんな俺の願いを神は叶えてくれなかった


あいつは俺の肩をあげて、ぶんぶん揺さぶってきた


は?遂に頭がイカれたか...



風「おい、やめろ....朝から吐かせる気か?っていうか、意味がわからん....」



龍「そのまんまですよ!と・に・か・く!ちゃんと自分から部活に来るんで、私を見捨てないでください~!それじゃあ!」


風「ちょ、おい!」


そう言ってまたあいつは風のように立ち去っていった


なんだったんだあいつは、、



神「いやぁ~愛されてるねぇ♪風見先輩?♪」


ちっ、
風「まぁ、あいつが部活にたいして意欲が出たのはいいことだな」


神「ん~それだけじゃないと思うけど~」


風「なにかいったか?」


神「い~や何も~」


「キャー~!!御笠くーん!」

相変わらず、先輩にも人気なようで...


龍「あぁ、先輩方、こんにちは、今日も可愛いですね」


また、始まった


そんな光景を教室の窓から眺めていると

一人の女の子が龍崎の周りの女子に押されて倒れてしまった


廊下で膝が擦れて真っ赤になっていた


龍崎がそれに気づき


龍「先輩大丈夫ですか?僕が見てないばっかりに....皆さんすみません、僕先輩保健室に連れていくのでまたあとで」

そう言うといきなりその怪我したやつをお姫さま抱っこして保健室につれて行ってしまった


うわー、やっぱりあいつはあいつだな


男か....


まぁ、今日の放課後本当に自分で来るのか期待してはないが...

来なかったら連れてくるだけだからな