龍「ふー、風見先輩~もう夏ですね~」




体育館は夏の暑い日差しが当たり


セミの声が一段とうるさく体育館内に響き


ここはもわっとした空気に包まれていた




冷房つけてくれてもいいんだけど、さすがに体育館は無理か....ちくしょー、あーつーいーー


風「あぁほんとだな」


龍「暑くないですか....あぁ、きついー汗がー」


風「お前見てるだけで暑苦しい...」


龍「えっ?おっかしいなぁ~私結構爽やか系で通ってるんですけど...」


風「お前のそう言うところが暑苦しいんだよ」


ええ~先輩にはもっと爽やかに接するべきってことかな~よし、じゃあ、こんなのどうだ!



龍「あっ、風見先輩、こんなに汗が...僕が拭ってあげます。僕、先輩がひとつのことを頑張ってる姿って、凄く愛しいな」


ふっふ、どうだ!


風「龍崎~、お前いっぺん頭冷やせ...俺がお前を川に突き落としてやる...」


えっ?な、なんか顔笑ってるのに目が笑ってないんですけど...


龍「あ、いや、大丈夫です....」


風「ははっ、遠慮すんなよ...龍崎、なに逃げてんだよ、俺が直々に落としてやるっつってんだ、有り難く受け取れ、くそが....」


龍「あ、アハハ....」



あ、これはマズい...ガチなやつだ


そんな酷いことしてないんだけど


てかむしろ風見先輩の為にしたことなんだけど


風「お前、口に出てんだよ...ほら、こっちこい」


うん、逃げよう、、、


龍「い、いやぁーーーー!!」



風「逃げんじゃねぇよ、龍崎ぃ!!」




神「ねぇ、須賀~あいつらってさ、喧嘩見てる俺らの方が暑苦しいって分かってないのかね~」

須「はい、わかってないっすね....」


神「ハハっ、だよね~あとでどうしよっか?あいつら~」


須「あ、アハハ.....」



このとき須賀はこの先輩を怒らせたらいけないということを気づいたのだった......