空「…龍は、女なのか?」

……は?

「何言ってんだよ…(苦笑)」

空「違うのか?」

「違うよ~(笑)」

空「…ならさ…脱がせても平気だよな?」

はい!!!?

「ま、待てよ(笑)どうしたんだよ…」

空「…別に大丈夫だよな?男同士だしさ?」

やべえ、変な汗出てきた。

「そ、そうかもしれないけど…空、落ち着けよ、な?」

空「俺はいたって正常だけど?」

ジリジリと距離が縮まる。

まだ、バレるわけにはいかない。

「空…熱でも…―」

あるんじゃね?と言おうとした。だけど……

パシッ!!

「っ!?」

空が僕の手首を握った。

「…空っ…?」

ぐいっ

勢いよく引っ張られて、
いつのまにか扉が僕の背中にある。
目の前には空の綺麗な顔が…