自分がどういう人間なのだろうかと自分に問う。




出てくることは決まっていた。


所謂ネガティブなことばかりである。


他者と自分を比べて劣らないところを重要視するたちなのだろうか。




自由が欲しいと言いながらも自分の仕事や役割、居場所を欲しがる。



ああ、嫌いだ。





それに他人のようにこれといって好きなものがない。


あえて言うならば時間を忘れてしまうぐらい集中することができるなにか。




何十年と生きてきた人生という人生は小さな紙切れ一枚で収まるという、なんとも味気ない人生だろう。



もちろん、これからもそうなるだろう。




生きる意味があるだろうか?



誰かに縋るのはもう諦めてしまえばいいものを。

誰かが私を見つけてくれるのを待っていたって無意味だと。


待っているのがいけないのだろうか。

それだから誰も見つけてくれやしないのだろうか。


ああ、嫌いだ。


こんな自分が嫌いだ。




生きる楽しみも何もない。

こんなちっぽけな人間に差し伸べてくれる人はどこにもいない。



ああ、自分がかわいそう。

そういって自分を自分で励ます方法しか知らない。



当たり障りのない薄っぺらい言葉ばかり吐いて友達なんて気の許せない上辺だけ。

一定の距離から近づくことを許さない。


一人でいようがどうでもいい。



そんなのだからいつまでも一人なんだろう?



知ってるよそんなこと。



自分から向っていかないとダメなんてわかってるよ。




でも、それで行動が無意味になったら?


そう考えただけで怖くて仕方ない。





結局はただの意気地なしの臆病者。


END