アパートに戻るとすでに部屋の中は真っ暗だったが、すぐに中から「お帰り」という一の声が聞こえて来た。
「何だよ。びっくりするじゃねーか。起きてんなら明かりくらいつけろよ」
一は奥の部屋のベッドの上に寝転がっていた。
陽平が部屋の電気をつけて中に入ると一はむくりと体を起こす。
「どこ行ってたの」
「あ、ちょっとそこのファミレス」
「ふーん……」
一の様子が暗かった。駐車場で樹里と抱き合っていたのを見られているのだから当たり前かもしれないが。
「親父、ジュリと会ってんの?」
一の陽平を見る目が怖い。
「あ、いや。別に。今日はたまたま。普段は全く」
「てゆーか、何で親父とジュリが知り合いなわけ?俺何も聞いてないんだけど。一体どーゆー繋がり?」
「どーゆーって」
「俺絡み?」
どう考えても話を逸らしてごまかせるような雰囲気ではなかった。
部屋の空気が張り詰める。
「きっかけはな。お前が中3の時に、俺が一度彼女を呼び出した」
仕方なく正直に答えると一が目を見開いた。
「いつ」と低い声で言う。
「夏、かな。あ、ほらちょうどお前が夏休みで向こうの家に帰った時」
「……」
何か思い当たる節があったのか、一の顔色が変わった。
「何だよ。びっくりするじゃねーか。起きてんなら明かりくらいつけろよ」
一は奥の部屋のベッドの上に寝転がっていた。
陽平が部屋の電気をつけて中に入ると一はむくりと体を起こす。
「どこ行ってたの」
「あ、ちょっとそこのファミレス」
「ふーん……」
一の様子が暗かった。駐車場で樹里と抱き合っていたのを見られているのだから当たり前かもしれないが。
「親父、ジュリと会ってんの?」
一の陽平を見る目が怖い。
「あ、いや。別に。今日はたまたま。普段は全く」
「てゆーか、何で親父とジュリが知り合いなわけ?俺何も聞いてないんだけど。一体どーゆー繋がり?」
「どーゆーって」
「俺絡み?」
どう考えても話を逸らしてごまかせるような雰囲気ではなかった。
部屋の空気が張り詰める。
「きっかけはな。お前が中3の時に、俺が一度彼女を呼び出した」
仕方なく正直に答えると一が目を見開いた。
「いつ」と低い声で言う。
「夏、かな。あ、ほらちょうどお前が夏休みで向こうの家に帰った時」
「……」
何か思い当たる節があったのか、一の顔色が変わった。

