だけど、違う女も居る。

あの、地域一帯を占める暴走族を裏切ったと言う憎しみが溢れている奴等だ。

そんな中。

放課後、掃除終わりにゴミを捨てに行った時に女達の声。

……それと、心華の声が聞こえた。

「っ、心華!」

バッと、角を曲がり見ると、仁王立ちしてる女、3人と倒れている心華が居た。

「っ、何、してんだよ!!」

と、一人の女に近づき胸ぐらを掴む。

「っ、」

女達は、この前私を虐めていた奴等。

その顔からは、バレたという恐怖心が溢れている。

「私、忠告したよな?」

「え……。」

心華から、声が漏れた。

しまった……!

心華は、この事を知らない……。

……後で、誤魔化そう。

「……失せろ。」

冷たく、何時ものように。

低く話した。