そう、思っている。

「アオ……!」

パタパタ走り、可愛らしい声が私を呼ぶ。

10メートル程、前には心華が。

あぁ、今日も可愛い。

いつみても、心華は可愛くて綺麗で……そして、美しい。

その、美しさに何度、魅せられたのか。

数えきれない。

「どこに行ってたの……?」

不安そうに言う心華。

「ん?ちょっと、気分が優れなかったの。

だから、保健室に行ってただけ。」

だから、安心して?

そう言うけど、心華は不安そうにまた顔を歪める。

「もう……大丈夫なの?」

「えぇ、バッチリだから。」