キミの瞳に恋してる ~運命の人は鬼上司!?~



次の日、時間通りに応援の店舗に到着。


「おはようございます。八幡店から応援に来ました、椎名です。よろしくお願いします」


挨拶をすると、そこの店長さんが笑顔で出てきてくれた。

俊より少し年上、杉田さんと同じくらいだろうか。

天然パーマの髪に、ちょっとオリエンタルな顔の人だ。


「おはよう。急にごめんね。そっか、キミが椎名さんかあ」


わざとではないのだろうけど、頭の先からつま先まで舐めるように見られた。


「可愛い子が異動して来たってのは地区長に聞いてたんだ。しかも、矢崎のお気に入りだって噂だから、興味があったんだよ。うん、確かに可愛いなあ」


お気に入り?いったい、だれがそんな噂を立てたの?

たまに人手が足りない時、杉田さんや長井くんもこのお店に応援に来ることがある。

きっとその辺がしゃべったんだろう。


「お気に入りじゃなくて、ただ集中的にしごかれているだけですよ」

「そっかそっか。とにかく、今日は溜まってる売上入力と、DMのシール貼りをお願いしていいかな。忙しくなったら接客に出てね」

「はい、わかりました」


フロアからバックヤードへ入って荷物を置き、狭いパソコンスペースを振り返ると、そこに中年の女の人がいた。

平尾さんより少し年上……40歳くらいかな?肩までのソバージュ(懐かしい)で、ちょっと爬虫類っぽい顔をしている。