ますます監禁されますが、お仕事です


ーー

合い言葉を言った浦戸くんは、彼の指示でこちらまで来たのだろう。

招くも、玄関先で靴を脱いで上がることもせず、私が持って行こうとしたボストンバッグを手に取った。

「先輩骨折したそうじゃないっすかー。まじ羨ましいっす!あ、先輩から、『雨音をこれ以上外に出したくないから、君が行ってくれないか。普段役立たずのゴミクズもこういった時には役に立つだろう?言っておくけど、玄関先から中に入るな。雨音からお茶でもと言われても断れ。ドブ川飲んでいて。好きだろう?仕事抜け出して、俺にも会社にも迷惑かけないように30分以内に済ませるように。もしも出来たら、今度一緒に飲みにでも行こう。ああ、もちろん君の奢りでね。ゴミクズにお金を出すつもりはないから』って、言われちゃったんすよー!これからもオレがこうやって、着替えとか持っていくんで、雨ねえさんは出ないで下さいね!くぅ、骨折した先輩も、監禁されてる雨ねえさんも羨ましいいいぃ!」

「その長文が覚えられて、なんで合い言葉を忘れる」



※今晩の『お供』にするためです!(Uさん談)