ーー 朝、私を抱き枕とする彼を起こす。 「朝ですよー」 「後、五分だけ。雨音を抱きしめて」 「寝ないで下さい、そのまま寝ては死にます。仕事に行きたくない時の五分は命取りです。夢で仕事した気になって、遅刻します。遅刻すれば、上司に、上司にいいぃ!」 「分かった。起きるから、起きるから。現実見て」 ※今の彼女の仕事は、彼の抱き枕です。