アイスクリームの美味しい食し方

「素敵な式だったねー。」

私たちは、
式場を散策していた。

「うん。」

静かな庭園には、
もう誰もいない。

さっきまで、
みんながここで騒いでいたのに。


「チカ。」

不意に呼ばれて振り返ると、
新の真剣な目に心を奪われた。

目が離せなかった。

美しかった。

私を見つめたまま、
私の手を取り、
膝まづいた。


「君を永遠に愛することを
誓います。」

新の背後には、
薔薇たちが煌めいている。

いつもよりカッチリしたスーツもあって、
まさに王子様だった。


「俺は、君を幸せにするために
生まれてきたんです。

だから、
いつか、俺と結婚してください。」


ずるい。

優しくて甘くって、
溶けちゃうようなプロポーズ。




「はい。」




しか言えないじゃないか!





私は、
ブーケごと新に抱き上げられ、
永遠の愛を誓った。






終わり