アイスクリームの美味しい食し方

式は無事に終了し、
みんなで手を叩いて祝った。

もう、見てられないぐらい
仲睦まじい2人。

「おめでとうございます。
お姉さん、店長。」

私は、泣きながら笑った。

「チカちゃん、
チカちゃんには、本当にいくら感謝してもし足りないわ。

本当にありがとう。」

お姉さんは、頭を下げた。

「ありがとう、チカちゃん。
これからもキィとこの子のこと
よろしく頼みます。」

店長は、
お姉さんのお腹を撫でた。

そうなんです!

あれから、2人には
赤ちゃんが出来たんです!

それに気づく前に
式場の予約をしちゃって、
たまたま安定期に入る頃だったので、
よかったが、
妊娠に気づいたのは、
その1ヶ月半後。

急遽ドレスや靴やタイムスケジュールの
変更、
つわりでできない招待状などの作成、
私はこの数ヶ月、
お姉さんにつきっきりだったのだ。
モデルの仕事は休業だが、
またお姉さんのことだ。
計り知れない。

「本当ですよ。
俺のチカなのに。」

新は少しだけ苦笑いをした。


「だから、これ、お礼ね。」

そう言って、
お姉さんは、
ブーケを私たちに差し出した。


「え?」

確か、ブーケって
次の花嫁に…。

私と新は顔を見合わせた。


「世間的にはまだ早いかもしれない。
だけど、2人には、
もう十分だろう?

自分がこうなって思いました。
一緒にいられることは、
奇跡なんだと。

2人がもしも20歳までに結婚したいと
言うなら、
私たちが保証人になりますよ。」

店長は笑った。