私はこの子を知っていた。 何度か団体戦であたった覚えがある。 「はい、やっていました。」 「やっぱり!私は小倉理沙!よろしくね!」 そう言って小倉さんはとびっきりのスマイルをした。 綺麗な人だなぁ とても同級生とは思えない。 背が高く優しそうな顔、とても優れていそうな子で それが純粋に羨ましかった。 「はい、よろしくお願いします」 「あっ!タメ口でいいよ!あと、下の名前で呼んでもいいかな?」 「うん、いいよ私もそうするね理沙ちゃん」