それから何事もなく授業を終えて遂に放課後。やっと終わったと眠たい目を擦りながらバックを持って立ち上がる。


ひーちゃんは、委員会の仕事があるとかで今日は一人で帰らなきゃ行けないんだ。


「バイバイ♪かんちゃん。また明日ねー!」

「うん♪バイバーイ。」

ひーちゃんと別れた私は廊下を一人で歩く。

下駄箱まで来て、家の鍵をロッカーに入れっぱなしな事に気がつく。