「ねぇ。そこ邪魔。」

うわ。男の子だ…(汗)

背の高いイケメンさんがひーちゃんに向かって言った。

「あっ!ごめん。この席だよね。」

ひーちゃんは私と話すために座っていた隣の席を立つ。

「ん。」

と、素っ気なく返事をしたイケメンさんはそのまま寝てしまった。

「今日も相変わらずイケメンねー。」

うっとりした目でイケメンさんを見るひーちゃんを横目に見ながら質問する。

「この人と知り合い??」

「えっ!?かんちゃん、まさかこの人の事知らないの??」

「うん。だって去年同じクラスじゃなかったし…。」

そんな私にため息をついたひーちゃんは、このイケメンさんについて説明しだした。

うわー大変。情報通のひーちゃんが止まらなくなってる。もう、テキトーに聞き流しちゃえ!!と半分ぼーっとしながらイケメンさんについて聞く。