なんで?…なん…で…?

いや…怖い…

私の目には、なぜか涙が溢れていた。

優「え?ちょっと待って!ごめん!無理やりやって。ごめん!」

美「違うの!違うの…」

私は、優斗に過去の事を全部話した。

「ホントは…私だって、ロマンチックに

憧れてた。ホントは恋愛だって、

したかった。人を愛したかったの。

でも、裏切られるのが怖くて 自分で最初

から逃げてたの。

もう、あんな思いしたくないから。

でも、しょうがなかったの。だから…」

優斗は私をギュッと抱きしめてくれた。

優「全部話してくれてありがとう。
大丈夫。俺だったら、そんな思いさせないから。安心して。」

美「え…?」

優「俺…お前とあった日から、お前が気になってた…
一目惚れだった。
でも、全然話せなくて、今日チャンスだと思った。」

美「え?優斗が?私の事?あった日から?」

優「そうだよ。」

私はびっくりした。優斗とあったのはずいぶん前だったから。

優「どうかな?…」

こういうパターンはよく漫画である?

優斗は私にさっと手を出した。

美「ごめん!」

優「うん。わかった。急に言ってごめんね。」

美「で、でもね!友達で良ければ。」

優斗の顔がぱぁっーと明るくなった。

優「ほんとに?!よっしゃー!」

優「って事は、まだ 可能性はあるよね…」

優斗は何かブツブツ言ってる。

私には何を言ってるのかわからなかった。

美「ん?何か言った?」

優「なんでもないよ。」

美「っていうか、放課後先生とこ行かなきゃ行けないよ!」

優「うわっ!忘れてた!」

私達はダッシュで走り出した。

優「最後についた方がジュースおごりなっ!」

美「えっー!ずるい!」