「あとで日程送っとくから。いつでも来て」


「うんっ、ありがとう!」



祐武くんと啓太くんが来る時間になって、綺羅くんはホームへと向かって行った。


名前は教えてもらったから知ってるけど、実際に2人に会ったことはまだない。


話してみようかな、とは思ってるんだけど、いつの間にか会わないようにするのが暗黙の了解になってて。


そのままズルズルとここまできてしまった。



合宿に応援に行ったときに話せるかな?


いや、やっぱり私みたいな知らない女に急に話しかけられたら、困るよね。



いつか綺羅くんに2人を紹介されたら話してみよう。



それからの私は、応援に行く日までずっとそわそわしてた。


楽しみなのと、緊張してるっていうのがごちゃごちゃになって、落ち着かなかったんだ。