「そう……か。」


それしか言えない俺が自分で嫌だった。


「はい」



「「………」」


数秒の沈黙が流れた。


前とは違って俺は耐えられなかった。


「じゃあ、俺は帰るな…。」


「え?あ…勉強は…?」


「明日からはちゃんと来るから…。」


「わかりました。」


「じゃあな。」


俺は図書館を後にした。

「…さようなら。」