「だから言ったじゃないですか正々堂々と戦うって」 「そうこなくっちゃな」 本当はライバルが現れてこんな気持ちになるはずないんだけど。 俺は笑っていた。 楽しかった。 高橋。もし森岡が好きになっても、奪い取ってやる。 清々しい風が吹いた。 俺の心のようだ。 「まぁ、まずはテストがありますけどね。」 そっか。 森岡の言葉で思い出した。 ....その前にテストだな。 がんばんないとな。