恋はスマッシュ




「はぁ.....はぁ.....」


このゲームラストセット。


21-20


マッチポイントは、俺たち。



相手からクリアが上がってくる。


....いける!



「いけ!鳴理!」


前で川谷が叫ぶ。



___バシッ!


「よしっ!」



俺のスマッシュは今までで一番速く、一番重く、一番いいところに入った。


まるで俺の高橋への思いが羽に乗ったよう。


これが決勝点となって俺たちは都大会に駒を進めた。


「ナイスショット鳴理。」


「へへ。」


俺たちは、



パチンッ___



ハイタッチを交わした。