あれからどれくらいたったんだろう。 三年生になった俺たちは、さらに練習に励んでいた。 川谷が部長、俺が副部長になったときには、二人でバカみたいによろこんで。 そんな記憶もずっと遠いものに感じられる。 そして俺たちは最後の夏の大会に望んでいた。