恋はスマッシュ



「え!俺たちがですか?」



「あぁ、弱い3年を出すより、強い2年を出した方がいいからな。引退が決まった3年の為にも頑張るんだぞ。」


「はい。」



「先輩の為にも頑張るぞ、鳴理。」


「当たり前だろ?絶対、都大会に行ってやろうぜ?」


「あぁ。」



「.....あっ!あと、お前、高橋に告るから頑張んなきゃな!」


今それ言うか?

ほんとは三年生のときだと思ってたんだけどな。



こんなに早くチャンスが来るなんて。



「ま、まぁな…。」


とりあえず俺はそう返した。