本日三回目の校舎裏。


俺はくるりと向きを変え、高橋の方に向いた。


「ごめん!」


頭を下げて謝った。


そして、今まであったこと、避けていた理由すべてを話した。


でも真帆のことは話さなかった。


真帆はろくでもないやつだけど、高橋には知ってほしくないから。


腐ってもあいつは高橋の先輩だから、気まずくなってほしくない。