「なに?なんかはなし?」 「んー?」 俺の質問に答えずに靴を履き替える空野。 別れてからこうやって一緒に帰るのは久しぶり。 同じ部活だけどそこまで話すこともなかった。 今さらなんで一緒に帰ろうとしているのか俺にはわからなかった。 続く沈黙。 高橋の時とは違ってその空気に居心地悪さを感じていた。 「ねぇ」 その沈黙を破ったのは空野だった。 「より、戻さない?」