『え!?』
よく意味がわからなかった。
ただ目の前に校舎があり、後ろに三メートルの塀があるということ。
『と、とりあえず!急がないと!』
靴を履き替え、教室まで走る。
っ!みえた!一年B組!
ドアを思いっきり開ける。
『セーフ!!』
すると、頭に衝撃が走った。
振り返ると名簿帳を持っているハゲ野。
「アウトだ!馬鹿者!」
みんなの笑い声が聞こえる。
『ゲッ!ハゲ野!なんでいんの!?まだチャイムは』
「なりました〜!つーか、ハゲ野ってなんだ!まだ30後半だ!禿げてねーし!」
その言葉に笑い声が大きくなる。
「お前遅刻な。早く席つけ。」
遅刻!?
あたしの皆勤賞が〜。
落ち込みながらも一番後ろの席へと歩く。
席に着くと前の席の廣田百合が話しかけてくる。



