君とあたしを繋ぐモノ



目を開けると眩しい太陽の光が視界を遮る。


「ほら!早く寝ないから!お母さん何度も起こしたんだからね!」


そう言い部屋を出て行く。


もう。寒いよ。


布団にうずくまる茜。


ん?今何時?

目覚まし時計を手に取り時間を確認する。

8時…。

『8時!?』


階段を転がるように降りる。

『お母さん!なんで起こしてくれなかったのよ!』


母は涼しい顔をし、起こしたわよと返す。

洗面台へ滑り込み水道をひねる。

『冷たっ!』

息を止め顔に水をかけた。

『凍える凍える!』

タオルで拭き、歯ブラシを手に取る。

歯ブラシに歯磨き粉を乗せ口いっぱいに頬張った。

「茜!ご飯は!?」

『いらない!』


口をゆすぎ制服に着替えバックを担ぐ。



『いってきまーす!』

母はクスッと笑いいってらっしゃいと呟いた。