君とあたしを繋ぐモノ


「あんたよくあの川野に対抗できるわね。その馬鹿さは褒めてあげるわ。」

と笑いながら話す。


『馬鹿とはなんだ!馬鹿とは!』


「おい!山口!うるさいぞ!」

『だって!百合が…。』

百合は知らん顔で前を向く。

百合め〜!


声のボリュームを落とし話しかける。

『裏切り者!』

「ごめんって。」

ゴホンッ!

ハゲ野が咳払いをする。

「これから転校生を紹介する。」

ハゲ野の一言に教室がうるさくなった。

「うっせーぞ!おめーら!んじゃ、入ってこい!」

シーンとする教室に扉を開ける音が響きわたる。