丁寧に、吸いかけの煙草をもみけしてから、 二人分の食事代を秀太が支払う。 習慣化してしまった今では、 あたしもそれが当たり前のような顔をして、 秀太の後に立っている。 が、以前はコーヒー代や食事代の支払いを秀太が持つことに抵抗を感じていた。 それはまるで、食事や寝床のために身体を提供する女たちのように自分が感じられるたからだ。 逆に秀太は支払うことに義務を感じていた。 「男だから」と彼は言う。 「妊娠にしろ、その他のことにしろ女の子は不利だから」と彼はいう。