多分、私に心を開いてくれてると思うっ! まぁ……多分なんだけどね? それと、吉川君は…… ツンデレだ。 絶対そうだ。 だって、この前も…… ───────── ──── 『ねぇ、カッパの本ばっか読んで、面白いのー。』 私は、吉川君の顔を覗き込む。 すると、眉間にしわを寄せた吉川君。 すみません……。 『ねぇ……その傷、どうしたの。』 『へ?傷?』