「…魔力が高い者は、他人の魔力を感じることなど容易いのです。 俺は、ずっと幼いころから顔は知らずとも、 あなた様の魔力を感じ、知っておりました。」 ですが、と続けた彼の声は掠れていた。 「ある日突然、その魔力が消えたのです。 ……それは、俺の両親が殺された…その日でした。」 …………殺され、た?藤神くんの両親が? 「…藤神君、話してくれて、本当にありがとう。 …なんとなくだけど、少し、わかった。私の両親の意図が。 でもどうしてさっき私を助けてくれたときに“見つけた”って言ったの?」