先生の誰かに相談するよりも、直に相談したくなるって
俺も相当直に頼ってしまってるな。
でも、直はそういう相談はすごく嬉しそうなんだ。
夜のベランダ。
今夜も月がきれい。
「先生、それは正解だね」
直は、優しく俺の背中に触れた。
「やっぱり?」
俺は、1年2組の担任に相談するかどうか迷ったが、やめた。
直も同じ気持ちでいてくれた。
「先生のこと信じてもらうためには、担任の先生には言わないほうがいいよ」
「だな。また来てくれるといいけど」
「なんか、依子のこと思い出しちゃうよね」
里田……
今では直の親友の里田だが、高校時代は大変だった。
俺のストーカーしたりしていたころもあった。


