大好きな世界にひとりの宝物なのに。 かわいくてかわいくてどうしようもなく愛しい存在なのに。 どうしてこんな気持ちになるんだろう。 閉じた扉の向こうから、空の泣き声が聞こえる。 今すぐ行って、抱きしめてあげたいのに。 今は、それもできない。