明らかに普通じゃない。 「……絆創膏もらってくるよ」 そう言って見せた 力のない湊魅の笑顔は、 前とは随分変わってしまった。 紙のように白い顔 痩せ細った手足 掠れた声。 まるで、 どちらが病人か分からない位に。 やっぱり今が、 私が決断する時なのだろうか。