気付いたら 『大嫌い!!』 そんな言葉が自分の口から出ていました どうせ彼も自分のことなんか嫌いなんだから、せいせいしただろうと思って、彼の顔を見たときは本当に吃驚しました その時の彼の表情はいつもの意地悪な笑みを浮かべているものではなく、顔を歪ませて必死に何かを堪えているような表情で 『…俺も、お前なんか嫌いだよ』 振り絞るような小さな声でそう呟いた彼はわたしに背を向け走り出してしまいました その日から、彼がわたしにちょっかいを出すことはありませんでした