暗闇のラメント

「どうも…。二人で何してるの?」

こちらとしては彦にぃが居るからいつも通りには接せれない。

彦にぃをちらりと見ると誰?と言うような顔をしていたが何となく察しているようにも見える。

「いやぁ、ナオがなここのパンケーキが食べたいから一緒に行こうぜとか乙女チックな事言うからさ。仕方なくついてきた。」

そんなナオはタカを小突いていた。

「そんなことよりリイナちゃーん。海外いっちゃうんでしょ?寂しいから三人でしようよ♪」

真っ昼間からそんな発言されると困ります。

ナオはため息をついていた。

「悪いけど、今日はリイナは僕のものだから遠慮してもらえないか。」

そう言ったのは彦にぃだった。

助け船を出してくれた感じで安心した。

そう言うと、タカが喧嘩腰で言い返そうとしていたがナオが丸めた。

「タカ。真っ昼間からそんなこと言うのもどうかとおもうし、男連れの女の子を誘うって神経もどうにかしてるよ。そんなことより席つくぞ!!」

ナオがタカを押して行ったのである。