気がついたら回りは真っ暗でケータイの充電も切れていた。

ここはどこだ?

顔をさわると化粧もとっていないことがわかった。

私…お昼前なのに飲み過ぎて…。

記憶がない。そして頭がいたい…。

二日酔いだ。今日大学休もうかしら…。

そんなことを考えながらモゾモゾしていると、

「起きた…?」

と、彦にぃの声が聞こえた。

ここはもしかして彦にぃの部屋だろうか。

「よく寝てたね。昼からずっと寝てたし。」

部屋が明るくなった。

私は彦にぃのベッドを占領していたようだ。

「おはよう。家帰るね。大学もあるし。」

そう言うと、彦にぃは

「明日祭日だよ。」

と言ってきた。よし。化粧だけとって彦にぃのベッドを占領し続けよう。