暗闇のラメント

だけど、どれだけ人から必要とされても満たされることはなかった。

それが現在までも続いている。

それでも、私は真面目だった。

勉強もちゃんとしたし校則も親の言うことも全て守った。

ただ、そこだけは緩いのだ。

家に帰ると、父は仕事に出掛ける準備をしていた。

「また、男か。ったくいい加減にしろよ。」

と言われても、聞く耳は持たない。

「良いじゃない。勉強も首位を保持してるんだから許してよ。」

そう言うと父はその事は触れず、出てくときは戸締まりしてけよ。と言って出ていった。

大学にいく準備をしなくては…