暗闇のラメント

「リイナ。落ち着け。今日のところはお引き取り願えないでしょうか。」

後ろから彦にぃが私を止めに入った。

「あら?彦武くんじゃない?これは私たちの問題なの。ほっといてくれると嬉しいな。」

女性は笑顔で対応している。男性はややこしいことになってきたな。とイライラしている。

「それはそうかもしれませんが、リイナの気持ちを考えてください。それが一番じゃないですか?」

そう言うと、女性はそれはそうね。

と言った。

「じゃあ、リイナのことはしょうがないけど諦めるわ。リイナ。来たくなったらいつでもおいでね。お母さん待ってるから。」

と、男性と帰っていった。