暗闇のラメント

でも、男がいるなら後者だな…

そんなことを思いながら朝ごはんを食べ終えた。

「ま、そう言うことだから、気を付けな?まあ、リイナの気持ちもあるだろうけど。」

まあ、一回話せるチャンスがあるなら話してみたいが、そうすると心が揺れそう。

「そうね。とりあえず気を付けるね。」

それしか言いようがないじゃないか。

「今日も大学だよね?食べたら出ようか。」

そう言って、彦にぃはフルーツヨーグルトを流し込んだ。

「もっと味わって食べなよ。お父さんだってそんな食べ方しないよ?」

「これだっておもいっきり女の子の朝食って感じじゃん。男はガツンといきたいんだよ。」

「お父さんの毎朝のメニューなんだけど…。」

彦にぃはおじさんそろそろ食生活見直し始めたな。とボソッと言った。

「俺はそろそろ荷物取ってくるよ。リイナも用意しなね。」

そう言って、家を出ていった。

人はまだ朝食食べてるって言うのに…