暗闇のラメント

「お父さん、確認だけはしなきゃダメだよ…。」

彦にぃは額をぶつけたひょうしに血を出してしまった…

「本当にすまなかった…。」

お父さんは恥ずかしそうに謝った。

「いえ、眼鏡がないときで良かったです。ところで、何かあったんですか?朝から怒鳴り声が聞こえたものですから…。」

と、何事もなかったかのように聞いてきた。

「彦にぃ…処置するから中入って。」

と、彦にぃをリビングのソファーまで移動させた。

朝から色々と災難だ…