「そんなに期待してるような答えなんて返ってこないわよ?遊んでたら吹雪で帰れなくて泊まって帰った。ってだけ。」

そう言うとミユはふーん。とニヤニヤしながら私を見てくる。

「本当にそれだけ?」

思い出せばいろんなことは出てくる…。

「リイナさんお得意枕営業はしなかったの?」

そう痛いところをついてきた。

「な…なんでしなきゃダメなのよ。」

「あらぁ。動揺しちゃって可愛いのねー」

この人…一回殴りたい…。

「ほんとに何もないってば。でも、すこし複雑な気持ちにはなったかな…。」

そうすこーし本音を伝えてみた。

「そう。あともう少しね…。」

ミユがボソボソと言った。

「なんか言った?」

「ううん。まあリイナさんも成長したってことかなー」

ミユは笑顔で答えてきた。

どういうことなのかしら。