暗闇のラメント

次の日も次の日もバイトバイトの毎日。

ミユもバイトバイトバイトの毎日。

「一人暮らしって興味本意でやるもんじゃないわ…。」

休憩時間中私とミユでジュースを飲みながらぐったりする。

「もうすぐクリスマスって言うのに…。」

彼氏いない組は無関係ってやつですか…。

「彦武さんとデートの癖に。」

「ミユだってナオとデートじゃないの?」

なんだかんだで二人はうまくいってるようで付き合ってるかは定かではないけどよく出掛けてる。

「まあねー。ケーキバイキング行くんだー。」

たしかミユもナオも甘党…

「太るよ…?」

そう言うと気にしてるから言わないで!と言われた。

「そう言えばさ。ミユって本当に好きな人だったらどれくらいキスできる?」

ハルの話を思い出した。

「唐突ね…どうだろ…本当に好きならずっと一緒に居たいしずっと触れ合っていたいからね…結構いけるかも…。…あたしが浮気相手、不倫相手、都合のいい女だとしてもよ。」

最後に怖い言葉が聞こえた気がした。