「リイナ、聞いてよ。朝からさ大学で女の子に囲まれてさ…。あんた調子乗りすぎ!!テニスサークルの王子に好かれたからってかわいこぶってんじゃねーよ!!だってさ。ヒナはさ、一応努力してるわけ。それなのにあの性格ブスどもは見た目だけ努力して振り向いてもらおうとしてるわけ。そんなの無理じゃんね!!」

雛美は見た目とかすごくかわいいんだけど、すごく年とともにやさぐれて性格がキツい。

雛美もいつからか逆手をとって男といる方が多くなっている。

「ヒナ段々やさぐれてくね。気持ちスッゴい分かるけど。一応努力してるってなにしてんの?」

「んー。 無いかな。」

無いのか!!まあそりゃそうだな。こんなにかわいいもん努力しなくても言い寄ってくる。

「ヒナはやさぐれてくけど、リイナは黒くなってくよね。」

まあ…そうだね。嫌なことがあったりしたら男誘惑したりしてるし…

「ヒナは朝からそんなことあったけどあたしも朝から告白されてさ…喋ったこともあまりない人で驚いたよ…。」

「そうなんだ。今年で8人目だよね?今は11月だから…月1のペース?で?体の約束をしたのね?」

私は雛美の頭を叩いた。

「全員そんなことするわけないじゃない!!」

私にだって良心はあるわ。