暗闇のラメント

「でも、それで一年ってことはあたしたちも一年なのか。」

私がミユさんを助けたお陰で今があるんですよね。(別に助けてって言ってないしbyミユ)

「ね。あたしも無駄に関わりにいかなきゃ良かったわ…。後、一年もうとっくにすぎてるって…」

まあ、何だかんだでミユになつかれたしまあいいか。

あー…もうすぐで冬休みかー

そう思っていると誰からかメールが来た。

『12月24日から26日しか空いてないごめん!』

見ると彦にぃからだった。あの旅行のことね。

「彦武さん?良いわねぇデートだなんて。」

ふと後ろを見るとミユがケータイを覗いてきていた。

「勝手に覗かないでよ!?デートじゃないし。」

デートじゃない。決してデートじゃない。

「あらぁ…動揺しちゃってー」

ミユがニヤニヤと私を見つめてくる。

「キャラでもないこと言わないでよ。あと、さっきからそのキャラはなに。」

そう言うと、ニヤニヤしていたミユが一気にいつも通りの無表情に戻る。

「言っとくけど、あたし無表情キャラだった訳じゃないからね。」