暗闇のラメント

「僕江口って言います。前からすごく気になっていました…!良かったら付き合ってください…!」

緊張してすごく泣きそう。

ごめんね。悪気は無いの。

でも、あなたみたいな純粋で綺麗な人は私なんかと不釣り合い。

不釣り合いと言うか、申し訳ない。

「気持ちはありがたいんだけど、あなたの事ぜんぜん知らないし、あなたには違ういい人がいると思うわ。だからごめんなさい。」

そう言うと、

「良いんです…。分かってましたから…。僕なんかと釣り合わないって…すいません。」

と、走って逃げていった。

人から求められるのは気持ち良いけど、

純粋な人は巻き込みたくない。

私のような人になってほしくない。

そう考えると、私が相手をしているのってチャラい人か彼女持ちとかなんだよね…

今日のタカだって高卒でバイト暮らしの奴だし。