「ハイハイとるから手ーどけろ」
多少投げやりに田熊が言った。
「やっぱなんか田熊髪の毛グシャグシャにしそうだからやだ。」
「……こんな風に?」
その瞬間、私の髪の毛は田熊の手によってグシャグシャにされた
「いやー!!!」
髪は女の命なのに!!!
「ぶっ…アフロ時田……」
「なにその名前!やだ!!」
私は田熊にやり返してやろうと企んで手を伸ばした
すると田熊は予想してたのかスッと後ろに下がるから私は前のめりになって、田熊の上に乗っかってしまった…
「重!!!」
「避けるからじゃん!!!」
―ガチャッ
「……ハル?」
「「え」」
急に鍵の開く音がして、王子の声がした。
王子は私と田熊を交互に見た
「…ごめん邪魔した?」
「違うっ!違うからぁ!!」
「つか重い…」
今日は、最悪の1日だ…