天然王子

 

「えー…と……」


ない頭で必死に話題を探す

いつもなら会話続かなくたって二人の間にはのほほーんとした空気が流れてる…はず!なのに今は…


「怒ってる、よね?」

「……え?」


横目で私を見る王子の顔は、明らかに…


「怒ってらっしゃるぅうー!!!」


だって今、見逃さなかったよ!

私、見たもん!

王子の眉間が少しピクッてなったの!!


「……ハル、俺さ」


―ガサガサッ


王子が何かを言いかけたとき、茂みからオバケ…いや、オバケ役の先生が出てきた。


「うおー!!!「うるさい」

「…あ…ハイ」


いやいや、思わず喋っちゃったよ、オバケさん。

それくらい、今の王子のオーラは黒い。


どれくらい歩いたろう…
ってか、なんでコース外れてんだろう…?

なんか、さっきから道じゃないとこ通ってません?

王子に黙って着いて来たのはいいけれど、いつの間にか周りは木、木、木…

え…?てか、ここどこ?